ideas for change vol.3 “非シリコンバレーのイノベーション” 市川文子さん


小林の個人製作(宅録・自身で編集)にて配信するポッドキャスト「ideas for change」第3回目は、ゲストに株式会社リ・パブリック共同代表の市川文子さんをお迎えしてお送りいたします。

上記をクリックするとポッドキャストを聴くことができます

市川さんは持続的にイノベーションを起こすための生態系を研究し、実践する「シンク・アンド・ドゥタンク」である株式会社リ・パブリックを立ち上げ、日本各地で活動を行っています。今回お話をお伺いしたのは、小林が自著『AFTER GAFA 分散化する世界の未来地図』で提起した「ディスラプティブ(破壊的)」なイノベーションとは異なる日本発のイノベーションについて、まさにそれを創出する環境を構築されている方だからです。

市川 文子さん

Profile:株式会社リ・パブリック共同代表 広島県出身。慶應義塾大学大学院修了。フィンランドに渡航し携帯事業メーカー・ノキアに入社後、製品やサービスの開発に従事。退職後、博報堂イノベーションラボ研究員を経て、2013年株式会社リ・パブリックを創設。現在は持続可能なイノベーションをテーマに地域や組織における環境整備およびプロセス設計の研究・実践を手がける。広島県事業「イノベーターズ100」ディレクター、グローバル・リサーチ・ネットワーク「REACH」日本代表。監訳に「シリアルイノベーター~非シリコンバレー型イノベーションの流儀

今回は前編と後編にわけて、これまでの市川さんのご経歴と現在の活動状況、そして文化起点のイノベーションについて語っていただいています。

インタビュー概要 : 最初の就職先はフィンランド/世界80カ国のUXをリサーチで学んだこと/リ・パブリックによるイノベーションを生み出すエコシステムづくりとは?/雑誌「MOMENT」発行とその意味/トランスローカルとは何か?

大都市以外でイノベーションを興したい人、もっとコミュニティと土地の資産を活かして、世界とも繋がれるような活動をしたい方々、必聴です。

今回の話題に関連したリンクは下記になります。

株式会社リ・パブリック

リ・パブリックが発行するZine 『MOMENT トランスローカルマガジン』

音楽(本プログラム内の楽曲は、著作者ならびに権利所有者の許諾を得たものを使用しています)『Johnny Vespa』Anthony Vega, 『Lucky Me』Ofrin BGM : 『Lemonade』Shtriker Big Band, 『Coin Flipper』Jake Kinstle, 『Hold On』Winged, 『Start Me Up』Start Me Up

NA : 碓氷有生、Art Work : 荒井幸子

ideas for change vol.2 ポッドキャスト更新


先日から配信開始した自家製ポッドキャスト『ideas for change』ですが、第二回目を配信しました。

今回のコンテンツの第一部は前回に続き、マイケル・オービッツ氏の自伝『レジェンド ハリウッド最強のエージェント、マイケル・オービッツ自伝』(日経BP)を取りあげています。

i ) ハリウッドを変えた男、オービッツ氏と日本の気になる関係

有名俳優、アーティスト、映画監督や脚本家などタレントたちを1,000名抱えるエージェントを創設し、映画スタジオとの関係性を逆転させてしまったオービッツ氏の人となりに迫ります。ゲストに担当編集者の中川ヒロミさんをお迎えしています。

ii ) スペシャリストに聞く –いま気になるニュース– ギズモード・ジャパン編集長 尾田和実氏 Interview

第二部では、『ギズモード ジャパン』編集長の尾田和実さんをゲストに、最近の気になるニュースについてお伺いしています。今回は、人気のオンラインゲーム『フォートナイト』やクリストファー・ノーラン監督の新作『テネット』から、尾田さんが感じた事象について迫ります。

音楽(本プログラム内の楽曲は著作者ならびに権利所有者の許諾を得ています)『No Limit』Electro Cloud, 『Rock this Joint』Yanivi BGM : 『Lemonade』Shtriker Big Band, 『Coin Flipper』Jake Kinstle, 『Hold On』Winged, 『Start Me Up』Start Me Up

NA : 碓氷有生、Art Work : 荒井幸子

白馬村で日本のサーキュラーエコノミーを考える


白馬村・岩岳の山頂にあるシティべーカーリーからの眺望

9月14日により3日間、長野県白馬村で『HAKUBA GREEN WORK』が開催されました。本イベントのプログラム・プロデューサーを務めさせていただいたので、当日の報告をいたします。

結論から言えば、かなりインパクトが大きく、かなりサーキュラー・エコノミー(CE)についての理解が促進されました。そして、産業界のみならず食品業界や各業界が直面している事態について認識を改めました。ご参加いただいた皆さんからも「大きな影響を受けた」「どのようなアプローチが自社として適切かすぐに検討したい」などの声が寄せられました。おそらく、これからのビジネスや人生を考えるうえでこの3日間は転機になりえるでしょう。私自身がそうでした。

CEについてはまだ大きな誤解もあり、EUの政策など理解するにつれ、このゲームチェンジはもはや待った無しです。それでも、「良い話は儲からない」「きれいごとでは食べていけない」という意見を聞くにつれ、インターネット黎明期を彷彿します。

あの当時も、多くの人は「世界が繋がったからといって、それで儲かるの?」「アメリカ発の文化だから、日本では受けない」…こんな言説が真顔で言われていました。「儲かる・儲からない」でいえば、世界最大のファンド運用社であるブラックロック曰く、この10年のパフォーマンスはCEなどに投資するESG投資の方が上回るという結果が出ています。

また、「成長を諦めろというのはナンセンス」という声も聞きますが、「成長を諦める」という話は飛躍しすぎだと思います。「デカップリング」というCEのコンセプトは、成長するのに廃棄、破壊などを切り離すということです。そして、ここでイノベーションが必要なのです。かつて、インターネットについても、多くの人が「儲け方がわからない」と言っていました。ビジネスモデルが無かったのだから当然です。

写真は白馬村にある岩岳山頂でのワークショップの様子。ツーショットは、お世話になった白馬村観光協会の福島洋次郎局長と。ゴンドラで山頂に登り、識者からのレクチャーほか、さまざまな業界の方たちがアイディエーションを行いました。加えて地元の「しろうま農場」の見学もさせていただき、たいへん感銘を受けました。

そんなCEについて理解を深めたい方のために、お勧めの書は、今回イベントの登壇者でもある一般社団法人「サーキュラーエコノミージャパン」代表の中石知良さんが書かれた『サーキュラーエコノミー 企業がやるべきSDGs実践の書』(ポプラ出版)です。