ブログ更新を再開:『刑務所と協働するソーシャルイノベーション』についての活動報告


イベントの告知ポスター

2021年3月以降、更新を休止していましたが、また再開します。それまでの2年間の活動状況については、Facebook公式ページをご参照ください。最新情報の告知もそちらに掲載します。ここでは、各プロジェクトや活動について、少し掘り下げて書こうと考えています。

以下は、休止中のハイライトです。

・法務省ほか共催イベント『刑務所と協働するソーシャル・イノベーション』の企画・製作を行いました。こちらは、官民共同で運営するPFI刑務所にいる受刑者たちと企業、地域コミュニティを繋げて、さらにそこから社会課題を解決しつつ、受刑者の再犯防止を支援するという内容のカンファレンスです。

イベント内容については、以下にレポートが掲載されているので、そちらをお読みいただければ幸いです。

・『IDEAS FOR GOOD』刑務所×サーキュラーエコノミーの可能性を考える【イベントレポ】

・『マイナビニュース』【前編】刑務所との協働を目指すカンファレンスが開催 – 刑務所が地域コミュニティのハブに? 【後編】刑務所との協働を目指すカンファレンスが開催 – 刑務所が地域コミュニティのハブに?

・『MASHING UP』サーキュラー・エコノミー、インパクト投資がカギに? 刑務所との協働が社会を変える

・法務省 表敬訪問についての広報

受刑者と市民、さらにビジネスパーソンまでもが連携するというのは、なかなか想像することが難しいかもしれません。しかし、海外ではすでに多くの事例があり、再犯防止につながっています。また、サーキュラー・エコノミーと再犯防止にコミットすることで、営業的にも成長を遂げている企業が世界には存在します。

特に2015年、ドイツのベルリンでサーキュラーエコノミーに関する活動を知って以来、日本にもきちんと啓蒙したいという気持ちからいくつかのイベントを手掛けてきました。

GREEN WORK HAKUBA vol.1(長野県白馬村におけるサーキュラー・エコノミーの学習ならびにワークショップを含むイベント。コンセプト立案および、第一回目のコンテンツ・プロデューサーとして企画、製作に関わらせていただきました)

GREEN SHIFT Vol.2 駒ヶ根(企業、自治体、市民が協働して自然資本を基礎としたイノベーションについて、先駆者たちの活動を学び、協働で創案するカンファレンス。こちらは総合プロデュース・主宰を務めました)

刑務所というと、かなり一般的な生活圏からは隔離されていて、なかなか考えることが及ばない世界だと思います。しかし、社会包摂を考える際に受刑者の再就労を含めた社会の受容が大切です。そして、刑務所の在り方というのは、政府や自治体が決めるのではなく、社会全体で考えていかねばならない問題でもあります。このイベント以降も継続して、PFI刑務所と企業、地域との連携を模索していきたいと思います。

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SXSWの魅力に迫るオンライン・イベント


新型コロナウィルスによって完全なオンライン開催となった2021年のSXSW(サウスバイ・サウスウェスト)。毎年、この時期にはオースティンを訪れ、パートナーであるベルリンのTOAが主催するパーティーのスポンサーとして日本人ゲストをお招きしていましたが、今回はオンライン・チケットを購入し、自宅から参加しています。

そんななか、3月19日夜にSXSW未体験のビジネス・パーソン向けに「SXSWとは何か?」を探るオンライン・イベントが株式会社JTBの主催で実施されます。わたしは第1部にナビゲーターとして参加します。第2部はRidgelinez社の佐々木哲也さんがファシリテーターとして登場し、インタラクティブな構成でお届けする予定です。わたしのパートでは以下の3名のゲストを招いて、それぞれの視点から見たSXSWについてお伝えしたいと思います。

ゲスト : 姜 花瑛さん(パナソニック オートモーティブ社)/中村寛子さん(株式会社フェルマータ)/廣田周作さん(Henge Inc.

姜さんにはWear Spaceなどを初展示された時のご経験から、中村さんにはフェムテック領域、あるいはダイバーシティ、インクルージョンといった観点から、廣田さんには世界中のイノベーション・リサーチを行われている視点より語っていただく予定です。どうぞご期待ください。

3.19のオンライン・イベント : 『Austin Spring Festival 徹底視察』 第1部 17:30-18:30 第2部 18:30-20:00

『TOAワールド・ショーケース2021』に小泉環境大臣、小林史明大臣補佐官が登壇


すでにお知らせした2月15日、16日に開催が迫るベルリン発のテックカンファレンス『TOA ワールド・ショーケース2021』(オンライン開催/アーカイブ付)の最新情報です。

小泉進次郎環境大臣、また先日河野大臣補佐官に就任された小林 史明衆議院議員も登壇が確定しました。小泉大臣には日本の目指すサーキュラーエコノミーについて、小林議員からは地域の課題から考える日本のイノベーションについて、キリンホールディングスの坪井純子 常務執行役員とお話いただきます。

サーキュラー・エコノミーについては、ブリジストン、メルカリ、みんな電力の精力的な取り組みと、アムステルダムで再生型ジーンズを製造・販売するマッド・ジーンズより、いかに価値転換を果たしていくのかについて話をお伺いします。

ベルリンからメルセデス・ベンツのイノベーションラボを創設したスザンヌ・ハーン氏、教育貧困地域に有名大学の生徒を教師として派遣する世界組織 Teach For Allのアレックス・ベアード氏ほか、豪華スピーカーも続々登壇します。

また、パナソニックアプライアンス社の新規事業部署であるGame Changer Catapult が新規プロジェクトを本イベントにて発表する予定です。他にもライオン、資生堂の新規事業担当者を迎えて、大企業におけるイノベーションの核心に迫ります。

教育については、オンライン教育やテクノロジーが突きつける、旧来の教育の概念をそのままにデジタル化することの限界について問いを発します。それについては、オルタナティブ教育やEd Techの領域を拓く実践家をお招きします。

また、コミュニティ・デザイン、新たな体験の拡張などについてのセッションも注目です。

“日本のSXSW”を目指す神戸078Kobe・札幌のNoMapsとの連携、オンラインホワイトボード「miro」を活用したリアルタイムディスカッションなど、オンラインだからこそできる、イノベーター同士が互いに触発・刺激し合う場を創出していきます。

「Re-Inventing Everyday(日常の再発明)」のテーマを多様な視点から掘り下げていくセッションの連続です。 日本のイノベーション・ハブとして著名な078KobeとNoMapsとも連携してお届けします。

イベントサイト https://toa.infobahn.co.jp

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