Profile

小林弘人 Hiroto Kobayashi プロフィール

起業家/インキュベーター/文筆家/大学教授
(2015年6月現在の肩書)

略歴

1994年、「ワイアード・ジャパン」を創刊、黎明期より日本にインターネット文化を広める。紙とウェブの領域で「サイゾー」(1998-2007 事業売却)「ギズモード」(2006-)等の人気メディアを立上げる。

1998年、株式会社インフォバーンを設立。同社は企業のメディア化やデジタル・コミュニケーションを支援するB2B企業。オウンドメディア、コンテンツ・マーケティングの先駆として活動。現在、小林が唱えるデジタル・トランスフォーメーション(DX)のコミュニケーション戦略である「ビジョン政策立案」支援を実施。

2012年、電通と共同で日本のオープン・イノベーションを啓蒙するサイト『cotas』を立ち上げ、『日本のコ・クリエーション アワード』を創設。企業の社内起業や共創を支援するインキュベーターとして、企業や自治体のイノベーションを支援。特に地方から海外を合言葉に、地方のスタートアップ企業の海外進出を支援する。

経営の傍ら、大学で教鞭をとりながら、講演・ワークショップ、執筆を行う。監修した『フリー』(クリス・アンダーソン著・ NHK出版)は翻訳書としては異例の19万部を超えるベストセラーとなる。
近著『AFTER GAFA 分散化する世界の未来地図』(KADOKAWA)。

経歴

1965年生まれ。最終学歴は東京都立日比谷高等学校二部中退。

1992年 同朋舎出版入社。書籍編集者として担当した『絵で見る英和大図鑑ワーズ・ワード』が26万部を超えるヒットに。ほかに仏ガリマール社の総合的ガイドブックの日本語化シリーズ『望遠郷』シリーズを立ち上げる。

1994年 米国で勃興するインターネットの衝撃を伝える総合情報誌「ワイアード・ジャパン」を創刊。同年に日本でインターネット商用接続の認可が郵政省(当時)より下りる。98年の休刊まで編集長を務める。故スティーブ・ジョブズジェームズ・ダイソンほか、国内外の著名テクノロジー起業家たちを直接取材する。

1998年 株式会社インフォバーン設立。月刊誌「サイゾー」を創刊、発行人兼編集長を務める(出版事業は2007年にすべて売却)。また、同社は、いちはやくコンテンツを主体としたウェブマーケティングや企業のメディア化を支援し、多くの国内外企業を顧客に抱える。B2Bのデジタル・コミュニケーション・エージェンシーとして知られる。

2003年 著名人ブログのプロデュースに携わり、日本初のブログ出版をプロデュース。「真鍋かをりのココだけの話」がベストセラーに。

2005年 発行人として刊行した書籍『がなり説法』(高橋がなり)が25万部を超えるヒットに。宮台真司氏と宮崎哲弥氏の対談『M2』シリーズ、押井守氏、セグウェイ創業者ら俊英たちの書籍を刊行。

米オーディブル社の日本上陸直後、同社のオーディオブック商品を発売。iTunes Music Store Japanの楽曲を含めた総合売上2位、3位にランクイン。

内閣府と経済産業省主催の「コンテンツ政策委員会」のメンバーを務める。

2007年 全米で人気のブログメディア「ギズモード」の日本版「ギズモード・ジャパン」を立ち上げる。同サイトは世界10カ国で展開されるが、日本は米に次いで世界第2位のアクセス数をもつ。

2010年4月 東京大学大学院・情報学環学際情報学府の非常勤講師に就任。「メディア産業論」を教える。

2011年10月 BBT大学教授に就任。「Webと社会」(現在は「イノベーションと社会」)の授業を担当。同年、Webクリエーション・アワード第9回にて「Web人貢献賞」を受賞。雑誌『WIRED JAPAN』(コンデナスト・ジャパン)エディトリアル・アドバイザーを務める。

2012年4月 人体の3Dスキャンに特化した株式会社デジモを設立(2018年にインフォバーン社に吸収合併)。同社代表取締役CEOを務める。同年、株式会社電通と共創をテーマにしたメディア「cotas(コタス)」を立ち上げる。「日本のコ・クリエーション・アワード」を創設、審査委員長を二期務める。

2016年、ドイツのベルリン市で毎年開催されるAPW(Asia Pacific Week)Berlinのスピーカーに招待される。同年、同じくベルリン市で開催される民間による国際テック・カンファレンス「TOA」の日本公式パートナーとなる。同年よりベルリン視察プログラムを企画し、多くの企業、自治体の新規事業担当者や役員のベルリン視察を実施。現地でのワークショップ等を行う。

2018年、ブロックチェーンの社会実装を目指し、多くの企業と自治体でのアイディエーションや学習支援を開始。Unchainedという分散型ラボを立ち上げ、ブロックチェーンに留まらず、エアロモビリティ、フィンテック、フードテック、サーキュラーエコノミーなどの先端領域における勉強会やワークショップを開催。また鳥取県、島根県、浜松市、長野県ほか、日本各地で講演および、ハッカソンの企画・実施・サポートを行う。

2018年、広島県のAI/IoTサンドボックスの審査員に就任。同県では他に県下の企業向けにクロステック・チャレンジというブロックチェーンを活用したビジネスモデル構築の支援を行う。

2019年、長野県の信州ITバレー構想のアンバサダーに就任。

著作

著作一覧のページはこちらをご覧ください。

自著:『新世紀メディア論』(バジリコ)、『メディア化する企業はなぜ強いのか フリー、シェア、ソーシャルで利益を上げる新常識』(技術評論社)、『ウェブとはすなわち現実世界の未来図である』(PHP研究所)、『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』(共著 柳瀬博一氏 晶文社)、『AFTER GAFA 分散化する世界の未来地図』(KADOKAWA)

監修:『フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略 』(クリス・アンダーソン著 NHK出版)『シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略』(レイチェル・ボッツマン&ルー・ロジャース著 NHK出版)『パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ』(ジェフ・ジャービス著 NHK出版)『勝負は、お客様が買う前に決める! 成功企業が密かに取り組む事前期待のマネジメント』(柴崎辰彦氏 著 ダイアモンド出版)、『戦略的コンテンツ・マーケティング』(ジョー・ピュリッジ、ロバート・ローズ著 翔泳社)『企業のためのRSSマーケティング』(ロック・フラストニク 日経BP)

解説:『フェイスブック 若き天才の野望』(デビッド・カークパトリック著 日経BP)、『ロングテール』(クリス・アンダーソン ハヤカワ・ノンフィクション文庫)、『アテンション』(ベン・パー 飛鳥新社)

共著および、寄稿:『企業のためのRSSマーケティング 宣伝・広報・販売の現場で使えるフィード活用術』(日経BP社)『Twitterの衝撃 140文字がビジネスからメディアまで変える 』(日経BP)『デジタルマーケターが読むべき100冊+α』(翔泳社)『角川インターネット講座 10 第三の産業革命経済と労働の変化』(山形浩生氏 監修 KADOKAWA)ほか

小林個人への連絡先

Mailadress

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2013年から2019年までの「小林弘人 公式ページ」はこちらをご覧ください。

小林のPGP公開鍵

PGP Key Finger Print : 66E6 6092 0188 FE19 FF1B 064C 84D2 CA80 16D0 06DD