破壊的イノベーションの後に残るもの


朝日新聞デジタルの『今こそ聞きたいDX』という連載インタビューから取材を受けました。自著『AFTER GAFA 分散化する世界の未来地図』に関連したものです。当該インタビュー記事で語る「破壊的イノベーション」とは誤解されがちな言葉ですが、クリステンセン教授のいうそれではなく、広義な意味で用いられているほうです。

実は興味深いことに、Uberなどについてクリステンセン氏は破壊的イノベーションと認めておらず(下記に紹介しているハーバードビジネスレビュー内に記事があります)、同社をこれまでに無かった市場を産み出すような「無消費破壊」のプレイヤーとして捉えていません。

ややこしいのですが、Uberがタクシー業界に引き起こした現象は、ある種の「破壊(ディスラプション)」ですが、学術的な語用においてはそうでないということになります。それはともかく、「わかりやすかった!」という感想をいただいているので、朝日新聞デジタルの会員の方はご一読くださいませ。

朝日新聞デジタル 今こそ聞きたいDX 第18回「GAFAは米の嫌われ者? 破壊的イノベーションの功罪」 取材記者 : 栗林史子氏


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