広告界のレジェンド・杉山恒太郎氏と語る「広告のその先」


2023年1月からオンラインでの対談をスタートしました。第一回目は、2019年にわたしが株式会社インフォバーンにて企画したベルリン視察プログラムにご参加くださった、株式会社ライトパブリシティの代表取締役・杉山恒太郎氏をゲストにお招きしました。

杉山氏は広告業界では、あまりにも高名な方で、小学館の『ピッカピカの一年生』やサントリーの『ランボー』といった広告を記憶に刻んだ人も多いのではないでしょうか。そして、広告クリエイティブの老舗でもあり、名門中の名門であるライトパブリシティの社長を務められています。さらに、カンヌ国際広告祭の審査員というご経験からの裏話(?)も今回ご披露いただいています。

当時の記事はこちらでも読めますが、せっかくのオンライン対談ですので、動画へのリンクを記載しておきます。業界人やクリエーターならずとも、新人の方でどのように仕事と向き合ったらよいか悩んでいる方も、なにかしら参考になるのではないかと思います。ぜひ、ご覧ください。

・広告業界の「生ける伝説」が語る、真にクリエイティブな「公共広告」の世界【杉山恒太郎×小林弘人】#1

・増える炎上CM、公共と創造の関係性は? 「パブリック感覚」がクリエイターに求められる理由【小林弘人×杉山恒太郎】#2

・「KPI=数字」なのか? CM界の価値観を変えた「ピッカピカの一年生」の舞台裏【小林弘人×杉山恒太郎】#3

ブログ更新を再開:『刑務所と協働するソーシャルイノベーション』についての活動報告


イベントの告知ポスター

2021年3月以降、更新を休止していましたが、また再開します。それまでの2年間の活動状況については、Facebook公式ページをご参照ください。最新情報の告知もそちらに掲載します。ここでは、各プロジェクトや活動について、少し掘り下げて書こうと考えています。

以下は、休止中のハイライトです。

・法務省ほか共催イベント『刑務所と協働するソーシャル・イノベーション』の企画・製作を行いました。こちらは、官民共同で運営するPFI刑務所にいる受刑者たちと企業、地域コミュニティを繋げて、さらにそこから社会課題を解決しつつ、受刑者の再犯防止を支援するという内容のカンファレンスです。

イベント内容については、以下にレポートが掲載されているので、そちらをお読みいただければ幸いです。

・『IDEAS FOR GOOD』刑務所×サーキュラーエコノミーの可能性を考える【イベントレポ】

・『マイナビニュース』【前編】刑務所との協働を目指すカンファレンスが開催 – 刑務所が地域コミュニティのハブに? 【後編】刑務所との協働を目指すカンファレンスが開催 – 刑務所が地域コミュニティのハブに?

・『MASHING UP』サーキュラー・エコノミー、インパクト投資がカギに? 刑務所との協働が社会を変える

・法務省 表敬訪問についての広報

受刑者と市民、さらにビジネスパーソンまでもが連携するというのは、なかなか想像することが難しいかもしれません。しかし、海外ではすでに多くの事例があり、再犯防止につながっています。また、サーキュラー・エコノミーと再犯防止にコミットすることで、営業的にも成長を遂げている企業が世界には存在します。

特に2015年、ドイツのベルリンでサーキュラーエコノミーに関する活動を知って以来、日本にもきちんと啓蒙したいという気持ちからいくつかのイベントを手掛けてきました。

GREEN WORK HAKUBA vol.1(長野県白馬村におけるサーキュラー・エコノミーの学習ならびにワークショップを含むイベント。コンセプト立案および、第一回目のコンテンツ・プロデューサーとして企画、製作に関わらせていただきました)

GREEN SHIFT Vol.2 駒ヶ根(企業、自治体、市民が協働して自然資本を基礎としたイノベーションについて、先駆者たちの活動を学び、協働で創案するカンファレンス。こちらは総合プロデュース・主宰を務めました)

刑務所というと、かなり一般的な生活圏からは隔離されていて、なかなか考えることが及ばない世界だと思います。しかし、社会包摂を考える際に受刑者の再就労を含めた社会の受容が大切です。そして、刑務所の在り方というのは、政府や自治体が決めるのではなく、社会全体で考えていかねばならない問題でもあります。このイベント以降も継続して、PFI刑務所と企業、地域との連携を模索していきたいと思います。

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SXSWの魅力に迫るオンライン・イベント


新型コロナウィルスによって完全なオンライン開催となった2021年のSXSW(サウスバイ・サウスウェスト)。毎年、この時期にはオースティンを訪れ、パートナーであるベルリンのTOAが主催するパーティーのスポンサーとして日本人ゲストをお招きしていましたが、今回はオンライン・チケットを購入し、自宅から参加しています。

そんななか、3月19日夜にSXSW未体験のビジネス・パーソン向けに「SXSWとは何か?」を探るオンライン・イベントが株式会社JTBの主催で実施されます。わたしは第1部にナビゲーターとして参加します。第2部はRidgelinez社の佐々木哲也さんがファシリテーターとして登場し、インタラクティブな構成でお届けする予定です。わたしのパートでは以下の3名のゲストを招いて、それぞれの視点から見たSXSWについてお伝えしたいと思います。

ゲスト : 姜 花瑛さん(パナソニック オートモーティブ社)/中村寛子さん(株式会社フェルマータ)/廣田周作さん(Henge Inc.

姜さんにはWear Spaceなどを初展示された時のご経験から、中村さんにはフェムテック領域、あるいはダイバーシティ、インクルージョンといった観点から、廣田さんには世界中のイノベーション・リサーチを行われている視点より語っていただく予定です。どうぞご期待ください。

3.19のオンライン・イベント : 『Austin Spring Festival 徹底視察』 第1部 17:30-18:30 第2部 18:30-20:00